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真・その名はマコト(メインデッシュパート5)

 只今より麻帆良祭を開祭いたします!!
「おー。三日間の馬鹿騒ぎが始まったか~」
 青年の見下ろす先にはど派手な仮装パレードが始まっていた。
「なんか毎年派手になってねーか?」
青年はそう零しつつも目的の人物を発見する。
「・・・・こちら超包子仮面、二人目のONION HEADを確認。以降予定に変更なし。以上」
 青年はそう言い、電話代わりの魔法陣を解く
「時間跳躍か・・・・超に二年前の過去がない理由にやっと納得がいった」
 そして、こんな超絶魔法をただで頂けると心躍ったのは昨日までの俺。
「憐れ時間跳躍の術式は“何故か”読み取れず、項垂れるマコトであったと」
 そう言いつつマコトの影から現れる女性、アスモ姉さんである。
「恐らくは私も知らないまったく別の術式なのか、はたまた純粋な科学なのか・・・・まぁ、私も詳しくは知らないわ」
「悪魔のアスモ姉さんが知らないって・・・・」
 マコト言葉にアスモ姉さんは溜息を一つ零して肩を竦める。
「私はなんでも知ってる神様ではないのよ、未来の事なんてわかる筈ないじゃない。人間の常識を悪魔に押し付けないでほしいわね」
 ですよねー。
「それにしても、この学園は才のある奴が多くて困る」
 超 鈴音やネギ先生や楓とか・・・・。
「・・・・自分が不甲斐ないのをセンスや才能の所為にしない、特別な人間なんていないそいつが何をやってきたかが特別なだけよ」
「上位悪魔が言うと物凄い説得力のある言葉に聞こえるな」
 マコトは仮面越しではあるが、ネギ坊主の隣に並ぶ幼馴染に視線を向ける。
「・・・・後悔してるの? あんな意地悪言わなきゃよかったって」
「う~む。やっぱ酷だったかな~? いや、でもアイツらにもう一度よく考えて欲しかったのは事実だし・・・・」
「“信じてる”という言葉の鎖で雁字搦めにしてしまえば早いのに」
 その言葉にマコトは自嘲的な笑みをしつつ、
「そうかもな」
 と肯定するのだった。
「さて、いくぞ」
 青年と黒スーツの女性はその場から風の様に消えるのだった。


※               ※                ※


「「このアーティファクトに誓って」」
 二人の少女が微笑みあってその誓いを口にした姿を見たマコトの目に一瞬映りこむ映像。
 アーティファクトの影響か強制的に流れ込んでくる映像には見覚えがあった。
 忘れもしないあの夜の出来事、だが、その視点は明らかに自分の物ではなかった。
 そもそもコレは刹那や木乃香から流れ込んでくる記憶だった。
「・・・・」
 そうか、そういう事か・・・・。
 どうして二人が突然あんな行為に出たか不思議だったが・・・・いや、あえて気付かない振りをしてただけか・・・・。
 二人が俺の所にきたのは同情でしかない。
俺の過去が二人を縛っているに過ぎない、一度はその場の雰囲気に流されて二人を巻き込むとか言ったが、駄目だ。
今の二人を巻き込む訳にはいかないな。
「よし、じゃあ計画を話すぞ~」
 そう言うといつになく刹那も木乃香も真剣な表情で耳を傾ける。
「簡単な話しさ、ネギ先生を使って俺の魔法を世界に行使するだけ」
「「え・・・・」」
 二人の半分呆けた声が重なる。
「ん? なんだ?変な事言ったか?」
「ちょっとまってくださいマコト様、ネギ先生を使うとは?」
 そう訊いてくる刹那の表情は焦燥の色がでていた。
「ああ、ネギ先生の身体に流れるサウザント・マスター血が重要なんだよ」
「その魔法っていうのは大丈夫なん? ネギ君に害とかあるん?」
 刹那に続いて木乃香も身を乗り出す勢いで訊いてくる。
「ああ、大丈夫だよ。命を取ろうって訳じゃない。まぁ、ただ副作用で言葉を失ったり、意識が混濁したりはするかもな」
 二人の表情がわかりやすい程変わっていく。
 本当なら声を張り上げて俺の計画を否定するだろう、だが俺の過去のビジョンがそれを邪魔するんだろうな。
 ただ表情を曇らせて俯く二人。
「・・・・ぷっ、アハハハハ! 冗談だよ冗談! ハハハハ! 二人とも真剣に受け止めすぎ」
 マコトの笑顔を見て、二人は同時に深い溜息を吐く。
「もぅ~マコっちゃん笑えんよ~」
「本当ですよ・・・・」
 更にシンクロして突っ込んでくる二人にマコトは手を伸ばし、二人をそっと抱き寄せる。
「マコっちゃん!?」
「っ!?」
「いいか、いまのは冗談だがもしネギ先生が俺の計画の邪魔をする様なら俺は容赦なくネギ先生を排除する」
 二人の耳元で囁かれたその言葉は無機質で冷たかった。
「もちろんネギ先生だけじゃない、計画を邪魔する者全てだ。だからお前達にはもう一度よく考えて欲しい、俺に協力するという事がどういう事なのかを」
 そう言い、マコトは二人から身を離す。
「俺は最終日まで動かない、まだまだやる事もあるしな。最終日に二人の答えを訊く。ああ、もちろん俺を止めるっていう答えもありだぞ」
 そう言い終えるとマコトは“んじゃっ”っと言い、魔法陣を発動させ消えたのであった。
酷い奴だな俺は。

 麻帆良祭初日。
 刹那はネギと共に飛行船へと来ていた。
 隣には離れて行く地面を見つめ子供の様にはしゃぐネギがいた。
 “俺はこれから凄いズルくて汚い事をする。最低だと言われても仕方が無いことだ、それでもついてくるか?”
 隣のネギと同じ風景を眺め、刹那はそんな言葉を思い出していた。
 覚悟を決めたつもりでいた、マコト様の過去を見た時に・・・・。
 “ネギ先生を使って俺の魔法を世界に行使するだけ”
 その言葉に異を唱えてしまった・・・・。
 マコト様に全て見破られていた、本当の覚悟なんてなかった事を・・・・。
「刹那さん? どうかしましたか?」
 ウサギの可愛らしい着ぐるみに身を包んだネギがそう訊ねてくる。
 “もう一度よく考えて欲しい、俺に協力するという事がどういう事なのかを”
 マコト様に協力するという事は・・・・。
 “もしネギ先生が俺の計画の邪魔をする様なら俺は容赦なくネギ先生を排除する”
 もし、マコト様の計画が歪な物であったなら? 私はそれを止めようとするネギ先生やアスナさんに刃を向けられるのか・・・・。
「あ、いえ、少し考え事をしていました・・・・」
「刹那さん此間からあまり元気がありませんね。僕でよかったら相談に乗りますよ?」
 文字通りの少年の無垢な笑顔を向けてそう言うネギについつい顔を緩んでしまう刹那だった。
「ふふっ、そうですね。では少し相談に乗ってくださいネギ先生」
「はい!」
 もし、親友がですね、歪な夢を想い描いてそれを現実にしようとしているとしたらどうしますか?
「すいません刹那さん、歪な夢という意味がわかりません」
 刹那の肩に乗っていたカモがずり落ち、ネギは恥ずかしそうに頭を掻きながら言う。
「えーとつまり悪い夢とでも言いますか・・・・人に迷惑を掛ける夢と言うのでしょうか」
 ネギはあーなるほどと納得した後難しそうに考え始めた。
 私は10歳の少年に何を相談してるんだ・・・・やっぱりやめよう。
「刹那さん、その人は悪い人なんですか?」
「え? いえ、そんな事は絶対にありません!!」
 少し声を荒げてしまった刹那にネギは一瞬びっくりするがその後優しく微笑んだ。
「あ、あの、すいません・・・・」
「だったら僕はその親友さんを信じます・・・・」
 そう言いネギは穢れの無い無垢な笑顔を見せる。
「・・・・え」
 呆けた声を出す刹那にネギは続ける。
「僕、まだ子供ですし、難しい事はわかりませんが刹那さんの言うその親友さんが悪い人じゃないというのはさっきの刹那さん返答でわかりました。ですから僕はその親友さんを信じます。大丈夫きっと親友さんは悪い夢なんて考えてませんよ」
 そうネギは言い、優しく微笑む。
「・・・・」
 私は、わたしは・・・・自分が情けない!
 何よりも大切な人を疑ってしまった・・・・。ネギ先生の言う通りだ、私も信じればよかったのだ!!
例えあの夜の様な経験をしようとマコト様が歪な夢など抱く人ではない!!
いや、あの様な経験なされたからこそお優しいマコト様が歪な計画など考える筈がないのだ、絶対!!
 刹那は目を閉じて小さく深呼吸をすると、小さく微笑んだ。
 その表情は春の陽の様に柔らく暖かなものだった。
「ありがとうございますネギ先生、おかげで答えをみつけました」
「えっ、いえ、そんな僕は何も・・・・」
 ネギは照れくさそうに頬を掻いた。
「あの、僕ちょっとトイレに入って来ますね」
 ネギは顔を赤くしながら逃げる様に駆けていった。
「刹那の姉さん、さっきの話に出てきた親友って言うのは・・・・」
 カモはそう言いかけ、刹那が異様な殺気を出して自分を見下ろしているのに気が付いて言葉を失う。
「カモさん、詮索は無用ですよ?」
 思えばカモさんは私達がマコト様と仮契約している事も知っている。おまけに口も軽いときている、ここは監視の意味も籠めてしばらく傍に居よう。
「え・・・・あの・・・・すいませんでした」
 その時、後方から足音が刹那とカモの所で止まる。
「ふふふ、楽しんでいる様ね♪」
捜し人見つかり、天才少女は天才少年に時間跳躍時計の詳細と説明書を渡し、更に超 鈴音の計画は進んでいく・・・・。
 
 超 鈴音と別れ、ネギと刹那はネギのデート用の服を選ぶ為、木乃香が呼び出す。
「ネギ君~とりあえず、コレとコレとコレ、着てみてな~」
 木乃香から服を受け取り、ネギとその肩に乗ったカモが試着室に入っていく。
 お嬢様の顔は笑っておられたが、ご自身の中で答えは得たのだろうか・・・・。
 木乃香の後ろで複雑そうな顔する刹那に木乃香から声が掛かる。
「せっちゃん、ウチはもう覚悟決めたよ。例えマコっちゃんがネギ君やアスナや皆を傷つけるような事があってもウチは・・・・ウチは・・・・」
 小さく消え入りそうな声で肩を震わせながら木乃香はその先の言葉をつまらせる。
 刹那は優しく震える木乃香を後ろから抱きしめる。
「ネギ先生に例え話に言ったんです」
 “もし、親友が歪な夢を描いて現実にしようとしていたらどうしますか”
「と、言ったらネギ先生はなんて答えたと思います?」
「・・・・え」
「その親友さんは悪い人なんですか? ですよ、私が違うと言うと」
 “だったら僕はその親友さんを信じます”
「ふふふっ、そんな事をあの無垢な笑顔で言われまして」
「ふふっ、ほんまネギ君らしいな~。なんや真面目に考えてたウチが馬鹿みたいや~」
「ええ、本当に。ネギ先生には思い知らされました。私は親友であるマコト様を疑っていただけ、マコト様が他者を傷つける事を前提に考えて勝手に悩んでいただけで信じるなんていう一番身近で単純な事を忘れて・・・・」
 刹那はバカみたいですねと続ける。
 木乃香はそんな刹那の手に自らの手を重ねる。
「ウチも・・・・せっちゃんと同じや、そうや簡単な事やったんや。マコっちゃんが皆を傷つける計画なんて考える訳ないんや」
「はい。私はこの麻帆良祭を最終日まで楽しむつもりです、その後ネギ先生達と相対する事になってもマコト様と共に進みます!」
「・・・・うん! ウチもや!」
 木乃香は振り返り、刹那の両手を掴むと少し擦れた声でそう宣言した。
 少女達は親友を信じ、また歩み始めた。

麻帆良祭初日夕刻。
「超、武道会の方の準備が整ったそうだ」
「そうか、ではコチラが旨くいけば計画通りネ」
 陽はいつしか赤く染まり、麻帆良を照らす中人気のない裏路地でとある生徒を待つ超とマコト。
「朝倉ねぇ~。本当にいま必要な奴なのか疑うねぇ~」
「チッチッチ、甘いネマコトさん。もっと先見の目を養うといいヨ」
「へいへい・・・・」
 おっ? ハハハ、誰かさんが俺の罠に掛かったぞ♪
 暫くするとマコトの右目に違う景色が写る。それはアスモ姉さんの視界だった。
 さてさて、実験体になってくれる酔狂な奴はだれだ~?
 マコトは世界樹の効果を見る為に魔力溜まり付近に特製の魔法陣を敷いていた。
 魔法陣自体の効果は拡声器みたいなものだ、願いを口にすれば要注意ポイント外であっても世界樹に届くって言う代物。
 無数に仕掛けたが、一個発動すれば残りの拡声器魔法陣は全て消えるようにしてあるから問題はない。
 そして今回実験体になってくれるのはなんと・・・・ネギ先生です。
 うん。がんばってくれ・・・・。
 願いの内容は何ですかアスモ姉さん?
 “ああ、願ったのは隣の女性徒ね、内容はロマンティックなキスね”
 死ねばいいのに・・・・。
 “嫉まないの、情けない。それよりも見なさい、世界樹の力を”
末恐ろしいな、個人の魔力抵抗などお構いなしに完璧に精神を乗っ取って願いを叶えようとしている。まるで世界樹に意思であるみたいだな。
 って、隣に居るのって宮崎さんじゃねーか! ショックだ、宮崎さんの好きな相手ってネギかよ・・・・。
“おとなしそうな顔して10歳の男の子にキスを要求するなんて大胆ね”
チクショー!! 俺も要求されてぇー!!
“アホ、落ち着け。保護者と刹那の登場だぞ”
刹那・・・・。
“おやおや、昼間とは随分と顔立ちが違うわね”
 ああ、最終日の答えが楽しみだ。
 そして、乗っ取られたネギ先生は例え相手がアスナ姐さんや生徒の刹那であっても止まらずか・・・・。
“世界樹の力は呪いレベルね”
 つまり、俺の使う魔法によってはこの世界を滅ぼす事も容易ということか。
“なに? 怖くなった?”
 そりゃ怖いさ。今日は初日で60%~80%の効果しかないのにコレだぜ?
 今一度使う魔法を見直さないとな・・・・。
「さぁ、いくヨマコトくん」
 どうやらいつの間にか朝倉との話がついたらしい。
 マコトは適当にヘイヘイと返事をすると魔法陣を展開させる。
「おー、マコト君の転移魔法はたすかるネ」
 意気揚々と魔法陣の中に入っていく超 鈴音。
「おいおい、これもタダじゃないんだが・・・・」
 アスモ姉さん、そっちはもういいよカムバック。
“いいのか? 最後まで見なくて?”
 どうせキスして終わりなんだから問題ないだろ、それより武道会の準備だ。

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