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真・その名はマコト(メインディッシュパート7)

「ああああ、私はなんてことぉおおおおおおお」
 高畑を運こび、拘束するという作業を終え、ふと横を見るとちびせつなが頭を抱えて悶えていた。
「・・・・お前は一人で何を悶えているんだ?」
「いえ、いくらマコト様の言いつけとはいえ自分のしてしまった事に罪悪感を・・・・」
 今更かよ、てか今サラリと俺の所為にしたな・・・・。
「ごめんな、俺の所為で刹那の式神のお前にまで迷惑かけて・・・・」
 マコトはワザとらしく俯き、更にちびせつなに背を向け、しょうもない嗚咽までしてみせる。
「・・・・本当は巻き込みたくなかったんだ、本当にごめんよ~ぅぅ」
「ええええええ、いえいえいえいえ、あああああ、あのあのあのあの!?」
 ちびせつなはマコトの前にまわると小さな手足をばたつかせながらシドロモドロになっていた。
「あqwせdrftgyふじこlp;」
 終には目を回し、謎の言葉を吐いた。
「・・・・プフッ、アハハハハハ、ふじこってなんだよ・・・・ハハハ」
 マコトは遂に我慢できず吹き出してしまう。
 それを見てシドロモドロになっていたちびせつなは頬を河豚の様に膨らませてソッポを向いてしまう。
「ハハ、悪い、悪かったって。そうふてくされんなよ。俺と試合見に行こうぜ?」
「あっ、マコト様~」
 マコトはそう言い、ちびせつなの小さな手を引くと試合会場を見渡せる場所に来た。
「おっ、刹那が戦ってるじゃないか」
 マコトの見下ろす先にはゴスロリメイドと割烹着メイドが互いの力を競い合っていた。
「え? なんだコレ・・・・なんでアスナさんが当然の如く咸卦法使ってんの!?」
 高畑先生にでも習ったのか? いや、ありえない。いくらネギに近い人間だからと言って、そもそもあのデスメガネがそんな事をするなんてありえない。
 まったく謎の多い女性だな。
うーむ。それにしても節操がないパンチラ・・・・いや、パンモロだな。
一応・・・・後でハカセに女の子が出てる試合全部コピって貰おう。
「す、すごいです。アスナさんが本体さんを押してます」
「確かに、勢いはアスナ姐さんの方がある。おっ、遂に刹那に神鳴流術を使わせたか」
 中距離技で相手の気を逸らし、続けて接近技で決める。常套手段だな。
 だが、中距離技に怯んだ様に見えたアスナに異変が起きる。
「っ!?」
 咸卦法の密度が上がったぞ!
 刹那の奥義である斬岩剣はアスナの手に握られた大剣によって防がれてしまう。
あまつさえ気で強化されたデッキブラシを真っ二つにしてしまう。
「あれが・・・・本当のアスナさんのアーティファクト・・・・真・ハマノツルギと言ったところか」
 マジックキャンセルなんて言うチート性能を持った大剣か。
「良いツルギをお持ちの様で・・・・」
 そう呟いて、そのツルギを凝視するマコト。
「せっかくの大奇術ですが、本大会では刃物の使用は禁止されています」
 よって、桜咲選手の勝利――――。
「ゴ、ゴメン刹那さん、わ、私・・・・途中で訳わかんなくなっちゃって・・・・私あんな事言っといて刹那さんに大怪我させる所だった、こんなんじゃパートナーとして誰かを守るどころか・・・・ああゴメン刹那さん私・・・・」
一頻りアスナの謝罪を聞いた刹那は無表情でデコピンをかますのだった。
「バカですねアスナさん、あの程度の太刀筋でどうにかなるとでも?」
「へぅ・・・・」
「私をどうにかしようと思ったら、まだまだ修行が必要ですよ」
 アスナは弾かれたデコを摩りながら刹那を見つめる。
「ネギ先生の事が心配なら皆さんで守ってあげればいいんです・・・・あのコがまた無茶をしそうになったらアスナさんを含む皆さんで、守ってあげてください。例えどんな事があっても・・・・」
 そう告げる刹那は微笑んではいるのだが、どこか凛然たる雰囲気を醸し出していた。
 それは見様によっては懇情の別れに見えたであろう。
「・・・・」
 その光景を見ていたマコトが震えていた。
「どうかしたんですかマコト様?」
「おい、ちびせつな! 今の刹那を見たか!?」
「? 本体さんがどうかしたんですか?」
「あの刹那が・・・・デコピンをかましたうえにアスナさんを諭したみたいに見えたが、お前はどう見えた!?」
「・・・・え、えっと、私にもそんな風に見えましたが、それがどうかしましたか?」
 と、ちびせつながマコトの顔を見上げるとマコトは滝の様な涙を流し、何度も頷いていた。
「いや~俺の記憶にある刹那はあんまり自分の意見を言わない奴だったのよ、性格も内気な方だったし、悪く言えば人の顔色ばかり気にしてたかな。まぁ、初めて麻帆良にきた時に遠まわしに見た刹那はなんだか辻斬りみたいな雰囲気全開だったし・・・・それが今はどうだ!? 友を導くまでに成長した姿を目にしたら何故か涙が・・・・」
 きっと娘を嫁に出す時はこんな気持ちになるのだろう。
「おや、アレはマスター・・・・なんであんなに気合入ってるんだ?」
 相手の3D柔術がそんなに恐ろしい物なのか? いや、そもそも3D柔術ってなんだよ!?
「って、いつの間にか試合終わってる!?」
 勝負は一瞬で終わった、3D柔術の使い手、山下慶一はエヴァンジェリンの一撃で沈む。
 おやおや、何やら物思いに耽っているな・・・・。
「少し、探ってみるか」
 そう言い、マコトは指を鳴らすと近くに小さな魔法陣が宙に浮かぶ。
 “私は不死者だ、お前が生きていればいつか必ずどこかで会える”
 “お前がじじいになる前に探し当ててやるサウザンドマスター”
 “待っていろナギ!!”
「・・・・あの、コレは聞いてよかったのですか?」
 魔法陣から聞こえた声にちびせつなはマコトに訊ねた。
「聞いて良い物と訊かれれば答えはNOだ!! 殺されても仕方ない。」
「ですよねー」
「だが、これは使える・・・・フフフ」
 段々と黒くなっていくマコトにちびせつなは冷や汗を流す。
「さて、そろそろ時間も無いし行くぞ、ちびせつな」
「え、は、はい。ところでどちらへ?」
「決まってるだろ? 下準備の総仕上げだ!!」
 そして、マコトと小さな式神は闇の中へと消えて行った。


 お待たせしました! 続いて2回戦最終試合、桜咲選手対マクダウェル選手
 この試合で学園最強ベスト4が決定します!!
“幸福な家庭は皆同じように似ているが、不幸な家庭はそれぞれにその不幸の様を異にしているものだ”
「これが何を言っているかわかるか?」
「・・・・」
「幸せな奴はつまらんということだ。幸福な輩に語るべき物語はない、不幸と魂こそが人に魂を宿す、ぼーや然り、マコト然り、そしてお前然り・・・・」
 エヴァンジェリンは一通りそう語ると刹那に厭らしく微笑み掛けた。
「最近、幸せそうじゃないか? え? 刹那」
「そうですね、私は今幸せです」
 厭らしく微笑むエヴァンジェリンに対し刹那は向日葵の如く笑顔の華を咲かせる。
「なっ!?」
 エヴァンジェリンさん、貴方が私に揺さぶりを掛ける理由はわかりません。
・・・・読唇術かまた面倒な事をさせるな貴様は。
 申し訳ありません、なにぶんアスナさんの耳が地獄耳以上なので・・・・。
 フン、それはあるな。あの女、訳がわからんところでハイスペックだからな。
 で、話の続きなのですが、既に私の腹は決まっていますのでどんな言葉でも今の私には戯言に過ぎません。
 ・・・・フッ、その様だな。
「私の思惑は余計な世話で終わったか・・・・だが、それではつまらんだろ? 来い刹那! 私がお前の覚悟を見てやる!!」
 エヴァンジェリンの目が見開かれる。
 刹那はエヴァンジェリン目を見た瞬間、周りの世界がガラッと変わった。
「こ、これは?」
 見覚えのある建物、そこはエヴァンジェリンの別荘だった。
 そして手には刹那の愛刀である夕凪が握られ、格好も鳥族の戦闘装束になっていた。
「さぁ! 貴様の為にこの場を用意してやったぞ! 余興に過ぎぬとは言え、ここならば人目はない全力でくるがいい!!」
 漆黒のマントを羽織り、刹那の前に悠然と立ちはだかる金砂の髪の少女は自身から発する魔力空気中の水分を氷結させつつ、続ける。
「お前がマコトかぼーやどちらを選んだのか・・・・この戯れの中で見せてもらう!!」
 瞬間、黒き少女は疾走する。
 刹那は一度呼吸を整えると、ゆっくりとエヴァンジェリンを見上げる。
 そして、閃光が奔った。
「フッ・・・・いいぞ! 見事な一閃だ! 障壁を通して尚この威力! いいぞ! 次は私の番だな」
 二人の少女により、長閑な風景の別荘は一瞬にして殺伐とした風景に変わる。
「はぁああああ! 雷鳴剣!!」
 純白の羽を広げ、凛然と向かっていく白き少女。
「ハハハ! いいぞ!」
 互いに技を出し、牽制し、躱し、防ぐ。だが、相手は最強と謳われる吸血鬼
刹那が先に膝を付くのは仕方ない事であろう。
「ぐっ・・・・」
・・・・この辺が私一人の限界ということだろうか。
 だが、今の私は一人ではない・・・・。
「ん? 何を笑っている?」
「いえ、嬉しいんです。マコト様から貰ったこのアーティファクトを胸を張って使える事が」
 刹那の手には一枚のカードがあった。三頭身の可愛らしい三人のキャラクターが描かれたアーティファクトカード。
「アデアット(来たれ)!!」
瞬間、鼻の無いピエロの仮面を被り、漆黒のローブを身に付け、純白の羽を広げた少女がそこにいた。
「そうか・・・・マコトと共に進むか刹那」
「はい」
「後にぼーや達にその刃を向ける事になっても構わんのだな?」
「はい、マコト様とお嬢様を守る事が私の全てです!!」
 フッ、微塵の揺らぎも無く言い切りおって・・・・。
「フフ・・・・アッハハハハハハ!! 本当にマコトもお前も私を飽きさせんな!! いいぞ最終ラウンドといくぞ刹那!!」
 瞬間、エヴァンジェリンの手に淡い蒼の短刀の様な物が顕現する。
「アレはっ!? マズイ!!」
 刹那はこれまで培ってきた戦闘の経験からアレが途轍もない破壊力を秘めている事を直感的に見抜いた。
「フフ、コレは耐えれるか刹那!!」
 瞬間、空間全てを揺るがす程の音が響き渡る。
砂煙が晴れた時、同じ漆黒のローブを身に付けた二人が刹那を守る様に立っていた。
 そして同時に刹那を守った障壁は砕け散った。
「なんだと!? 此処は幻想空間だぞっ!? いくらアーティファクトと言え、契約者の召喚、つまり生身の人間が召喚できる筈はない!」
「大丈夫です。この二人は簡易ゴーレムに過ぎません」
鼻は無く、気味の悪い笑顔のピエロの仮面に全身を包む漆黒のローブの二人、背の大きい方がマコト、小さい方が木乃香であろう。
目の前に居る二人の簡易ゴーレムに細かな数式が見える。これがマコト様の眼。
不思議な感覚だ、一度も見た覚えもない数値が何を意味して何を成しているのか理解出来ている。
背の小さい木乃香の影がゆっくりと歩み寄り、手を翳す。
 瞬間、刹那の足元に魔法陣が敷かれる。魔法陣は淡い光を放ちながら回転する。
「貴様も咸卦法か・・・・そのアーティファクトの所為か」
 これは習得ではない、飽くまで付与・・・・この状態ももって3分か。
 マコト様・・・・お嬢様・・・・共に参りましょう!!
 刹那は夕凪を持つ手に今一度力を籠め、疾走する。



 同時刻、麻帆良の何処か。
「刹那・・・・」
 “フフッ、もう答えを聞く必要ないみたいだね?”
「ああ」
「マコト様~なにニヤついているんですか、早くいきましょうよ」
「ああ、すまんすまん。子作りについて真剣に考えてた」
「えっ!? ええええええええええええええええええええっ!?」
 同時刻、麻帆良武道会、観客席。
「・・・・あ」
「ん? どうしたの木乃香?」
 ハルナは突然声を上げた木乃香にそう聞く。
 すると木乃香は優しく微笑んで言った。
「んーん。なんでもあらへんよ」
「変な娘だね~、刹那さんの事心配じゃあないの~?」
「せっちゃんなら大丈夫や」
 “ウチ達はいつも一緒やからね”
「ねぇ、どうなってるのよ?」
 ステージ上で互いに見つめ合ったまま動かない二人を見つつアスナは言う。
「こりゃ、アレだな幻想空間で戦ってやがるな。兄貴! パクティオーカードに夢見の魔法だ」
「う、うん。カモ君」
「あ、ちょっと待って私も行く」
 夢見の魔法で幻想空間に入ったネギ、アスナ、カモ、茶々ゼロの二人+二匹の眼に入った光景は別荘の何とも変わり果てた姿だった。
「ここって・・・・」
「マスターの別荘だと思います・・・・」
「なんだこりゃ、戦争でもあったのかよ・・・・」
「ケケケ、コイツハスゲーナモット早ク見ニ来ルンダッタゼ」
 別荘の象徴である塔の様な建物は既に瓦礫の山と化しており、今も砂埃が空気中に舞い上がっていた。
「見てアレ!!」
 何かを見つけたアスナが叫び、指を指した先にはエヴァンジェリンが四肢を鎖で貫かれ貼り付けになっていた。
「・・・・フフフ、これはまた懐かしい古代語魔法だな。対魔族用拘束魔法・・・・昔、私に挑んできた者の一人がこの魔法を使っていたか」
 瞬間、エヴァンジェリンの前に魔法陣が展開され、純白の翼を広げ、漆黒の衣に身を包む剣士が現れる。
「やれやれ、私のあの一撃が簡易ゴーレム二体飲んだだけとは・・・・結構傷付くな。」
 気味の悪い笑顔の仮面をつけた剣士は何も言わず刀を構える。
「神鳴流決戦奥義・・・・」
 魔法陣による系統無視の魔法の召喚、更に咸卦法によって魔法と気の併用使用、二人の簡易ゴーレムの動きも良い。一体は刹那と共に前衛で出張り、もう一体は後衛で刹那に対し徹底した援護を行う。絶妙のタイミングで障壁を張り、転移魔法で移動させたりと面倒な事この上ない。だが、一番厄介なのが底なしの魔力、恐らくは近衛木乃香の魔力だろう。根源たる力と顕現する力の融合と言ったところか。
超 鈴音かお前達三人か・・・・最終日楽しみにしているぞ!!
「真・雷光剣!!」
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